新潟BBラビッツは山梨に53-64で負けた。16年12月3、4日のアウェー山梨戦以来、1175日ぶりの連勝はならなかった。第3クオーター(Q)に29-29と追いつき、クロスゲームになったものの終盤、突き放された。F北川直美(25)が2試合連続でチーム最多となる18得点を奪ったが、及ばなかった。

対策を練っても連勝は難しかった。前日22日に機能した3-2ゾーンの手当てをしてくると読んだ小川忠晴監督(50)は立ち上がりに2-3のゾーンとマンツーマンを併用。得点したらゾーンで守り、スコアできなかったらマンツーマン。ある程度機能し、第1Qは14失点で粘ったが、得点が伸びなかった。フリーの状況を作りながらもシュートを外し、10分間で7得点に抑えられた。「リング下のショットを落として流れをつかめなかった。シュートをしっかり決める。それに尽きる」。

そんな小川監督がチームのトップスコアを出したF北川のリバウンドをほめた。「誰かに任せるのではなく、ボールへの執着心があった」。22日はチーム最多17得点を決めながら19リバウンド。この日も18得点でリングに向かいつつ、9リバウンドの活躍を見せた。「体を張ったプレーは継続したい」と話したが、連勝と最下位脱出を逃し、反省しきり。「リバウンドは、もっと取れた。もっと絡めた」と残念そうだった。