バレーボールのVリーグは26日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、29日に開かれるパナソニック対ジェイテクトの男子ファイナルステージ決勝(群馬・高崎アリーナ)を無観客試合とすると発表した。

大規模なスポーツやイベントの中止、延期などを求める首相方針に従った。4000枚近くの試合チケットは既に完売していたが、代金を払い戻して対応する。

今季のVリーグは東京オリンピック(五輪)を控え、日程を大幅に変更した。男子代表は来月から合宿に臨み、本大会へ向け準備する予定。開催延期となれば、今後の代表日程に支障が及ぶ。ただ、入場券の売れ行きも考慮し、試合を待ち望むファンのためになんとか開催したいとの思いもあった。苦肉の策で無観客試合を決断した。当日は、試合の前後に実施予定だったイベントも一部の表彰式を除き中止となる。