女子バスケットボールWリーグは26日、新型コロナウイルスの感染拡大で、29日から3月15日まで開催予定のレギュラーシーズンの中止を決定した。23日までの成績でリーグ戦順位を確定し、残りの試合は打ち切りになった。3月24日からのプレーオフは予定通りの開催を目指し準備する。

新潟BBラビッツはプレーオフ進出の可能性がなくなっているため、1勝15敗の12位でシーズン終了となった。選手はこの日、阿賀野市水原総合体育館で練習後、中止の決定を聞いた。小川忠晴監督(50)は「社会的に見ても仕方のないこと」と話したが「先週の山梨戦(22日)で1勝した。次戦(29、1日)のトヨタ紡織戦に向けて、気持ちが入っているところだった」と表情を曇らせた。主将の井上愛(30)は「Jリーグもプロ野球も大きな決定をしていた。バスケは室内なので(中止も)あるかも、と思っていた」。ただ「もしかしたら、4月に再開する、と決定が変わらないかなと思う気持ちもある」と複雑な心境をのぞかせた。