Bリーグ選手会長の田口成浩(30=千葉)が27日、日刊スポーツの電話インタビューに応じ、ポストシーズンを含む残り全試合の中止を決定したリーグの決断を支持した。一問一答は次の通り。

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-チェアマンとの話し合いには、何人ぐらい参加したか

直接参加したのは、僕と副会長の竹内譲治さん(A東京)、田渡凌くん(横浜)の3人。それ以外にも、監事の朝山正悟さん(広島)らが、インターネット回線を使って会議に加わった。選手会側の人数は全部で10人ほど。

-チェアマンと選手会が直接話し合うようになった経緯は

無観客試合で再開した土曜日に川崎対北海道が中止になったことを受けて、選手たちから不安や疑問の声がすごく出た。それで試合後に、各チームの代表者がそれぞれアンケートを取った。それを全チーム分まとめ、選手はこう思っているとリーグ側に提出した。

-外国人選手は再開に否定的な意見が多かったか

外国人選手の意見も分かれていた。最後までやりたいという選手もいたし、やっぱり家族が母国に残っている選手だと、心配だから早く帰りたいと思っていたみたいだし。

-外国人選手も選手会に入っているのか

入っていないが、アンケートを採ったときには彼らの意見も聞いている。それに加えてチェアマンは、外国人との電話ミーティングもしてくださっている。B1とB2を代表し、5、6人ぐらいの外国人選手が参加した。そういうした彼らの気持ちを聞いたうえで、今回の結論を出してくださったと思う。

-帰国したある選手は母国メディアに、安全確保でリーグやチームの対策に不備があったと訴えていた 無観客試合を開催した際には、日本人選手も含めて不安の声がたくさん出ていた。でもその後にリーグは、選手のことをしっかり考えて決断してくれた。帰国したその選手の発言に関しては、リーグとの話し合いの場が持たれる前の段階で彼が感じたものだと思っている。