バスケットボールBリーグ・レバンガ北海道の多嶋朝飛(31)が1日、オンラインサロン「ASAHI TOWN」を開設し、札幌市内で会見した。新型コロナウイルスの影響で先月27日に今季公式戦の打ち切りが決まり「試合がある前提でこの話を進めていた。正直コロナの影響でゲームがなくなる、練習がなくなる状況は結構厳しい」。その上で感染リスクがないファンとの交流の場に「このようなコミュニティーがあればいいなと思っていた」と話した。

オンラインサロンは個人や団体が専門的知識や情報を発信し、会員と双方向の交流を図るもの。著名人などが開設し話題を集めているが、Bリーグの選手では初めての試み。横田陽CEO(43)は「あくまで選手自身が主体的にやることが前提。そういう向き合い方ができるから実現した」。多嶋はクラブ在籍7季目でリーグのモテ男NO・1決定戦では4年連続トップ5入り。その高い知名度を生かして発信していく。

1日1回程度の更新で動画の投稿などを予定も「詳しくどうするかは、ここで言ってしまったら…」と詳細は秘密にする。当面の会員目標は「100人」と控えめに掲げつつ「僕とクラブを中心に、ネット世界のマチをみなさんと一緒に作っていきたい」と新たな挑戦に胸を弾ませた。【浅水友輝】

◆ASAHI TOWN 月額3000円。写真、動画、音声等の限定コンテンツの配信やライブ配信のほか、会員とのサロンミーティングなども予定している。会員はフェイスブックと株式会社DETAIL40が運営する「ONSALO」のアプリを通してサロンを利用する。収益は社会貢献活動など今後の活動資金にあてる予定。詳細は公式サイト(http://www.onsalo.co.jp/1)へ。