国際水連と一線を画して行われる競泳の国際リーグ(ISL)は3日、2シーズン目の概要を発表した。

当初は今年9月~来年4月まで世界各地で27大会を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、予定を変更。今年10月14日~11月17日に、世界トップクラスのスイマーが集結して、レースと合同練習を一緒に行う期間を設定することになった。ISL側は「21年の夏に向けた強化練習を行いたいという選手やコーチからの多数の要望をもとに、強化とレースが両方行える革新的なフォーマットを実施します」と説明。対象選手は、すでにISLと契約した選手と今後、契約予定の選手になる。選手の衣食住はすべてISLが負担して、コーチの同行も可能。さらに金銭的な支援も行うという。詳細は決定次第、順次発表される。

ISLは昨年からスタート。世界トップクラスの選手がチームに分かれて争う高額賞金大会だ。日本からは昨年12月に男子の瀬戸大也(25=ANA)が米ラスベガスでの決勝大会に参戦。400メートル個人メドレーで短水路(25メートルプール)世界新記録の3分54秒81をマークしている。決勝大会の賞金総額は150万ドル(約1億6350万円)だった。

2シーズン目の今季は、2チーム増の10チームで開催となっており、東京を拠点とするチームも参加。その代表に、五輪2大会連続2冠の北島康介氏が就任することが発表されていた。