新型コロナウイルスの感染拡大で、職員に感染者が続出している全日本柔道連盟(全柔連)が10日、感染状況を報告した。

同日午後7時現在として、職員38人のうち陽性が判明したのは5人で、陰性は1人。発熱症状などがあったのは24人。そのうちPCR検査を受けたのは18人で、現在12人が検査結果待ちという。全柔連では4日に1人目の職員の感染が判明して以降、感染者が増え続け、クラスター(感染者集団)化が懸念されている。

東京・講道館内の事務局を3月30日から今月10日まで原則的に閉鎖するとしていたが、3月31日に延期となった男女の全日本選手権の開催形式などを議論する会議を実施。複数の職員が出勤していた。コロナ感染拡大防止と政府の緊急事態宣言を受け、事務局の閉鎖期間を5月6日まで延長することにした。