バスケットボールB3リーグのベルテックス静岡は1日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休止していた全体練習を静岡市内で再開した。選手らの体育館での練習は約3カ月ぶり。体を軽く動かし、シュート練習だけを行った。

B2・アースフレンズ東京Zから今季、移籍した村越圭佑(26=静岡市出身)も初参加。「体育館での練習は(まだ東京にいた)3月下旬からできなくなり、久しぶりにやれて、とても楽しかった」と明るい表情を見せた。数日前にジムで偶然会ったムッサ・ダマ(23)とシュート練習でペアを組み、互いに笑みを浮かべながらコートを駆け回った。

昨季は、開幕からすねのけがで戦線を離脱。自粛期間中は、軽い自主練習とセルフケアに努めてきた。今季の開幕に向けて「チームがB2に上がるため、これまでの経験を生かして、誰にも負けないくらいしっかり取り組みたい。泥くさいプレーで貢献したい」と力を込めた。

村越ら新加入選手について、選手会長の大石慎之介(32=沼津市出身)は「今年のチームは各ポジションのバランスがいい」と評価。早期の実戦練習を望んだ。【倉橋徹也】