日本オリンピック委員会(JOC)は2日、選手強化本部常任委員会を開き、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターの利用について、9月末まで東京オリンピック(五輪)の代表候補クラスのトップ選手に限定する事を確認した。

新型コロナウイルスの感染防止が理由。ジュニア選手や練習パートナーは使えない。施設内にある宿泊所の空き具合なども加味しながら、人数を調整していく。

新型コロナウイルス感染拡大で閉鎖されたナショナルトレーニングセンターは、5月27日から限定的な利用が再開された。現在、競技団体は徐々に代表合宿などの活動も開始している。

この日は、都内で新型コロナウイルスの感染者が緊急事態宣言解除後では最多となる107人確認された。今後も増え続ける懸念がされている。尾県選手強化本部長は「かなり気を引き締めて、感染予防に取り組まないといけない」と話した。