東地区9位ウィザーズのルーキー八村塁(22)が同5位のペーサーズ戦に先発し、9得点、7リバウンド、6アシストを記録した。チームは敗れて再開後3連敗。プレーオフ(PO)進出がまた遠のいた。

前日、POを争う同地区8位ネッツとの直接対決で敗れ、9得点に終わり「勝ちたい一戦だったが、こういう形になってすごく悔しい」と話していた八村。ブルックス監督も試合前「バウンスバック(立ち直ること)に期待している」と話していた。反省を生かし、第1Q序盤から積極的に仕掛けたが、ディフェンス力の高い相手に、シュートチャンスをなかなか得ることができない。得点は残り5分、得意のミドルレンジからジャンプシュートを決めた1本のみ。残り5分から登場した第2Qも2得点のみで終わった。

後半、相手のマークをかわしてダンクを決めるなど見せ場を作った。自身最多の6アシストを記録し、チームに貢献したが、2戦連続で1ケタ得点に終わった。

ウィザーズは、プレーオフ(PO)進出を決めている強豪に序盤からリードを保ち続けたが、第2Q残り5分で逆転され9点ビハインドで折り返し。第3Q、一時2点差まで詰め寄ったが、その後集中力を欠き、ターンオーバーを繰り返して、点差を広げられた。攻撃では素早いパス回しでゴール下に切り込むも、相手の高い壁と強力ディフェンスに阻まれ、11ブロックを許した。

残り5戦。9位が確定し、無条件でのPO進出はなくなった。ウィザーズは8位と4ゲーム差以内で行われるPO進出決定試合(プレーイン・トーナメント)での進出を狙っているが、状況はさらに厳しくなった。