<NBA:76ers107-98ウィザーズ>◇5日(日本時間6日)◇米フロリダ州オーランド

ウィザーズのルーキー八村塁(22)が76ers戦に先発し、38分33秒の出場で8得点、8リバウンド、2アシスト、1スチールの成績だった。厳しいマークを受け、11本のフィールドゴールを試みたが成功2本に終わり、「しっかりシュートを決めないと」と反省した。チームは終盤に力尽き、再開後4連敗となった。

この日も八村は、ボールを持つとすぐ相手に取り囲まれた。前半はフリースローによる1得点のみに終わるなど、思うようなプレーができない状況が続いた。それでも、「フラストレーションはあるが、こういうのを乗り越えて自分も成長していく。アグレッシブにプレーしたい」と前を向いた。

第4Q終盤には左コーナーから3点シュートを決めた。それまでも遠めからのシュートを狙える場面がありながら、何度か躊躇してしまい、「『いつも練習して、うまいんだから、打っていけ』とチームメートから言われた」。その助言で積極性を取り戻し、公式戦では3月10日キングス戦以来となる3点シュートを成功させた。

プレーオフには東西上位8チームが進出。ウィザーズはシーズン9位が確定しているが、再開後の全8試合を終えた時点で8位チームと4ゲーム差以内であれば、最後の1枠を争う決定試合に持ち込むことができる。4連敗でますます厳しい状況に追い込まれたウィザーズだが、7位ネッツ、8位マジックもこの日それぞれ敗れたことで、プレーオフ進出の可能性が数字上は残った。