得点だけじゃない八村のリバウンド力/初年度総括

NBAで八村塁(22)が所属するウィザーズが7日(日本時間8日)のペリカンズ戦に敗れ、プレーオフ進出の可能性がなくなった。

日本人として初めてドラフト1巡目(9位)で指名された八村は、ここまで出場した46試合すべてで先発起用された。鼠径(そけい)部の負傷による約2カ月の離脱期間がありながらも、先発出場試合数は大黒柱のビールに次ぐチーム2位タイ。ウィザーズにとって欠かせない戦力となった。

1試合平均13・4得点は、ビール、ベルタンスに次ぐチーム3位。リーグ戦再開にあたって上位2人が欠場したことで、ルーキーながら攻撃の軸を任された。再開直前の練習試合3戦を含めると、4試合連続でチーム最多得点を記録。その後、相手からのマークが厳しさを増して苦闘が続いたが、この日のペリカンズ戦では23得点を挙げた。研究され、プレッシャーを受ける中でプレーできたことは、2年目に向けて貴重な経験となるはずだ。

得点力のみならず、リバウンドでも高いポテンシャルを示してきた。1試合平均6・1リバウンドは、今季ここまで25試合以上試合に出場しているルーキーでトップの成績。マジックなどで13年間プレーしたニック・アンダーソン氏が昨秋来日したさい、八村について「体格に恵まれた選手。プレー面でいえば、とくにリバウンド能力が素晴らしい」と評した。その後も着々と成長を続け、攻守においてチームに貢献してきた。

目指していたプレーオフ進出はかなわなかったとはいえ、ウィザーズは今季まだ3試合を残している。再開2戦目のネッツ戦(2日)で敗れたあと、「僕らは若いチーム。1試合1試合を無駄にせず、改善できる部分は改善し、どれだけ成長できるかが大事」と話していた八村。来季さらなる飛躍を遂げるためにも、残されたわずかな期間は大切な実戦機会となる。【奥岡幹浩】