バスケットボール女子Wリーグの新潟BBラビッツは19、20日、開幕カードで日立ハイテクと東京・大田区体育館で対戦する。

大滝和雄新監督(75)の下で戦う今季、チーム最長で在籍4季目になる司令塔、G宮坂桃菜(26)がけん引役を自負。開幕勝利を狙い先頭に立つ。「点と点がつながってきた」。宮坂は“新生ラビッツ”に手応えを感じている。走るバスケをベースに積極的にシュートを打つスタイル。その中でゲームメークを手掛け、自身も得点に絡む。

新潟は昨季1勝15敗で3季連続最下位の12位。宮坂は「今季こそプレーオフ進出」と力を込める。昨季の個人成績は16試合で1試合平均3・19点。今季は「1試合で3点シュート5本成功が目標」と自身の得点力アップがテーマだ。

今季チームではカードごとに選手が相手を分析する。宮坂はF金沢みどり(24)、CFロー・ヤシン(25)とともに日立ハイテク戦を担当。相手選手の母校のプレースタイルや、昨季データなどを洗った。185センチのCF谷村里佳(27)、183センチのCF鈴木知佳(26)の日本代表経験者を「一緒に攻めさせないように」と警戒する。

在籍4年目は、主将のF北川直美(26)とともに最古参。負傷中の北川に代わって副主将のCF菅原絵梨奈(27)がチームのまとめ役も、宮坂は「ポジションがら、自分もやらないと」と菅原のサポートを買って出る。低迷打破に準備は整えた。【斎藤慎一郎】

◆宮坂桃菜(みやさか・ももな)1994年(平6)8月24日、千葉県出身。千葉英和高では2年時にインターハイ出場。東京医療保健大4年の時に関東大学女子選手権優勝、インカレ準優勝。ポジションはG。163センチ、60キロ。背番号1。