昨季2位のトヨタ自動車が同7位の三菱電機に勝利し、開幕3連勝を飾った。

スタートダッシュに成功し、第1クオーター(Q)序盤10点以上の差を付けていたが、不用意なファールが増え、相手に次々とフリースローを与えて点差を詰められた。主将の三好南穂(26)は「出だしはいい感じで入れたけど、気の緩みで追い付かれてしまった」と反省。第2Qで逆転を許し、2点ビハインドで折り返した。

ハーフタイムに、マークの確認を行い、後半で修正。コミュニケーションが取れ、持ち味の速いパス回しや、リバウンドで相手を上回り、逆転に成功した。日本代表候補の長岡萌映子(26)は「三好から『リバウンドお願い』と言われ、気持ちが入った」とゴール下でのプレーが光った。粘る相手に敵陣からの激しいディフェンスも機能し、プレッシャーをかけて封じ込めた。

ENEOSの12連覇阻止へ-。馬瓜エブリンは開幕前「昨季はスロースタートだった。今季は開幕からエンジン全開でやっていきたい」と話しており、序盤でつまずくわけにはいかない。三好は「昨季は10点ぐらい勝っていても逆転されたりで不安もあった。今季はみんな落ち着いてやっていて、勝負どころの強さがあって、負ける気がしない」と手応えを口にした。最近10シーズンで2位が5度。今季こそ王者を止める