日本ラグビー協会は28日、トップリーグ(TL)2021シーズンの概要と日程を発表した。

TL16チームと、トップチャレンジリーグ(TCL)9チームの25チームで争われ、2ステージ(S)制で行われる。第1Sは来年1月16日に開幕。TLは2地区に分かれ1回戦総当たりを行い、成績に応じて第2Sに進む。第2SではTCLの上位4チームを加えた20チームを4組に分け、上位チームがプレーオフに進出する。順位決定方法やプレーオフ進出チーム数については随時発表していく。

昨季はコロナ禍で2月途中で打ち切りとなったため、リーグは不成立となり、入れ替え戦も開催されなかった。会見に出席したTLの太田治チェアマンは「開催できる時期が1~5月ということもあり、25チームが参加できる方法を考え、できるだけ試合数を入れられるような仕組みにした」と話した。

TL第1Sの地区分けは18年度の成績に応じて決定。密を避けるため、各会場では1試合のみの開催となる。太田チェアマンは「今年コロナの状況で不成立になって心配していたが、プロ野球、Jリーグの状況を見ながら何とかここまで来れたのはうれしく思う」と語った。

現在専門家を交え、10月末をめどにガイドラインを作成中で観客動員数や、チケット販売については11月上旬に発表予定。各チームにはPCR検査を義務付け、今後陽性者が出た場合には、状況に応じて日程などを再検討していくという。