レバンガ北海道は秋田ノーザンハピネッツに104-79で勝ち、今季本拠地初勝利を飾った。ホーム開幕節となった17、18日の島根戦は連敗したが、中2日でしっかり修正。今季初の100点超えと、1290人の地元ファンの前で結果を出した。勢いに乗り24日滋賀戦(札幌・北海きたえーる)で今季2度目の連勝を目指す。

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待ちに待った瞬間が訪れた。今季3戦目での本拠1勝だ。宮永雄太監督(39)就任後7試合目。「平日ナイトゲームにもかかわらず、たくさん集まっていただきありがとうございます。選手が決めるところを決めきってくれたおかげ」と、1290人のファンへ感謝した。

前半から快調に飛ばした。第2クオーター(Q)2分、多嶋からのパスを受けた内田が3点シュートを決めると、7分にはテイラーの絶妙アシストからメイヨが豪快ダンクを決め客席を沸かせた。メイヨの20点を筆頭に葛原、内田、中野ら若手も含め7人が2ケタ得点を挙げ、大量25点差の快勝。指揮官は「若い選手も、いいアタックを見せてくれた」と、たたえた。

前節島根戦で今季初の同一カード連敗を喫した。18日の2戦目は4点差での競り負け。同監督は「リバウンド面で課題が残った。その差が出た」と敗因に挙げていた。折茂武彦社長(50)もこの日の試合前、「ビッグマン頼みではなく全員でリバウンドを取ることがカギ」と話したが、メイヨが8、ウィリアムズが7リバウンドのほか、葛原も3つを拾い、計41リバウンドと、秋田(同34)を圧倒して攻撃につなげた。

最下位は脱出したが、まだ3勝4敗と負け越しが1つ。プロ最多16得点の葛原は「点を取れたのは良かったが79失点は目指すところではない。次はもっと内容のいい試合を見せたい」。中2日でのホーム滋賀戦で連勝し、上位浮上を狙う。【永野高輔】

◆12得点の橋本主将 ホームで初勝利できて本当にうれしい。ただ、緩む時間もあったので、まだまだ。勝った試合の次が怖い。次に向けて、しっかり修正しないといけない。