バレーボールのVリーグ女子1部の埼玉上尾メディックスは22日、新型コロナウイルスの影響で来日が遅れていたブラジル人のマルコス新監督がチームに合流したことを発表した。

本来は開幕前の6月に来日予定だったが、コロナ禍で4カ月余り遅れた。24日の埼玉・久喜市内で行われる姫路戦から指揮を執る。

Vリーグは17日に開幕。埼玉上尾は2試合を戦い、1勝1敗の6位。17日の東レとの開幕戦、18日のKUROBE戦はコーチが代行指揮した。

マルコス監督は、チーム始動日の6月1日に合流するはずだった。母国ブラジルでも大きな影響を及ぼす新型コロナウイルスにより渡航制限が出たため、日程の大幅な変更を余儀なくされた。これまで週2度、スタッフを交えたリモート会議で、チーム状況をチェック、指導。5日に来日し、2週間の隔離期間を経てチームに合流した。

若手育成に定評があるマルコス監督の合流で、上昇気流に乗りたい埼玉上尾。昨季3位のチームを悲願の初優勝に導くため、一丸で頂点を狙う。【平山連】