富士通が最多連続優勝新記録のV5へ白星発進した。ノジマ相模原を相手に、試合開始のキックオフでWR高津佐が99ヤードのリターンTDで先制。2人の米国人RBのTDランに、守備でもファンブルリターンTDをマーク。攻守蹴に圧倒して、第1Qだけで28点を奪った。その後はリズムに乗りきれなかったが、48-3の快勝となった。

2年目の高津佐が入団初のリターンTDで、V5へのノロシを上げた。「いつも何か起こそう、TDしようと思っている。5歩目で道が見えた」としてやったりの笑みだった。これを口火に攻守で圧倒した第1Qだった。

その後はもう一つの出来で、得点が伸びず、守備もFGで失点した。山本ヘッドコーチは「最初の試合。うまくいかないことはあると言っていたが、もう少しできるかと思っていた。まだ5、6割」と満足はしていなかった。

米国人3人は9月になって来日した。それでもRBグラントは96ヤード走って1TD、QBバードソンは先発出場で1TDパス。昨季はケガでリハビリに専念したニクソンは、攻撃では1TDラン、守備でもLBの兼任で出場した。新人も11人が加わり、日大出身のDL宮川らも社会人デビューした。層の厚さは増した感もあった。