関西大学ラグビーは29日に、京都・宝が池球技場で優勝決定戦が行われる。

A組(昨季奇数順位)1位の天理大はB組(同偶数順位)1位の同大と対戦し、勝てば5連覇。28日は奈良・天理市内で最終調整した。同会場では関学大(A組2位)と京産大(B組2位)の3位決定戦も行われ、勝者が全国大学選手権に進む。

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関西リーグ31連勝中の天理大が同大の強力BKを封じる。決戦前日はタックル練習などで汗を流し、小松節夫監督(57)は「向こうのBKをうちがどれだけ止められるか」と分析した。

22日関学大戦は43-17で勝利したが、前半は14-17と苦戦。同大は昨季のU20(20歳以下)日本代表WTB山口楓斗(3年)らBKに強みを持つが、天理大もスーパーラグビー「サンウルブズ」で活躍したCTBシオサイア・フィフィタ(4年)らが健在だ。小松監督は「先週の反省がしっかりできた」。76年から9連覇した同大以来となる5連覇へ、その力を証明する。