第100回全国高校ラグビー大会(12月27日開幕、大阪・花園ラグビー場)が無観客で行われることが3日、正式発表された。新型コロナウイルスが感染拡大する状況の中、開催可否を巡って大会関係者が慎重に議論してきた。待ち望んだ開催の知らせに、関東地区の代表校からは安堵の声が寄せられた。

記念大会となる今大会には従来より12校多い、史上最多の63校が参加。関東地区の代表校は、11校。

茗溪学園(茨城)、国学院栃木(栃木)、明和県央(群馬)、川越東(埼玉第1)、昌平(埼玉第2)、流通経大柏(千葉)、目黒学院(東京第1)、早稲田実(東京第2)、桐蔭学園(神奈川)、日川(山梨)。他に埼玉を除く7都県の2位チームによって争われた関東ブロック大会を優勝した東海大相模(神奈川)が、花園の舞台に立つ。

初出場の川越東の望月雅之監督は「祈るしかない気持ちでした」と待ちわびた案内にほっと胸をなで下ろした。「応援してくれる人たちのためにも1試合でも多く試合をしたい」。

5大会ぶり9度目の出場となる東海大相模(神奈川)の三木雄介監督は「選手たちはずっと気持ちを切らさずきている。勝ち上がって、県予選決勝で負けた桐蔭学園にリベンジしたい」と意気込みを見せた。

組み合わせ抽選会は5日にオンライン(大会委員による代理抽選)で実施され、決勝は来年1月9日に行われる。

【平山連】