東京五輪の卓球女子シングルス代表の石川佳純(27=全農)が3日、今季初めてTリーグの試合に出場した。所属する神奈川は3-1で名古屋に勝利。石川は第2試合に出場し、ハン・インを3-2で退けた。

先月、中国で2つの国際大会を戦った。新型コロナウイルス感染防止策として本来は帰国後14日間は隔離措置を受けるが、五輪代表選手らに利用資格がある「アスリート用オリパラ準備トラック」により、帰国後14日間以内でも試合に出場することができた。

石川は「最初は帰国後2週間は試合に出られないと聞いていたので、試合に出られてうれしかった。まだ試合以外は外に出られず、電車に乗ることもできないので久々の外。すごくありがたいこと」と感謝した。

今季はコロナの影響で国際大会はほぼ開催されない。国内のTリーグが貴重な試合機会となる。「日本で試合ができることは非常にありがたいこと。たくさん試合をしてレベルアップをしていきたい」と語り、目標を「リーグとファイナルの両方で優勝すること」と意気込んだ。【三須一紀】