19年世界選手権銅メダルの大橋悠依(25=イトマン東進)が、4分37秒22で優勝した。最初のバタフライは清水咲子にリードされたが、得意の背泳ぎでトップに立った。前半を2分14秒13で折り返して、そのまま1着でフィニッシュした。

「ぼちぼちのタイムです。思ったよりもいい感じで泳げた。これから積み重ねる練習が4月(の代表選考会)で出てくると思う」

予選は4分45秒60で全体の2位で通過していた。

大橋は昨年12月の日本選手権を体調不良で欠場。新年初レースの今大会が仕切り直しの試合となった。

昨秋の国際競泳リーグ(ISL)では「東京フロッグキングス」(北島康介GM)のメンバーとしてブダペストに遠征。短水路(25メートルプール)で、世界のトップを相手に400メートル個人メドレーで5連勝。今大会は11月15日に出場したISL準決勝以来のレースとなった。

「見据えるところは五輪でのメダル。金メダルもそうだが、自己ベストの更新が一番の目標になると思います。そこに向けてしっかりやりたい」と、自身が持つ日本記録4分30秒82の更新を掲げていた。