平和の祭典に8・5万人警備、軍隊も出動

<三須記者のリオを歩く~五輪あと3カ月~(1)会場・インフラ整備状況編>

 リオデジャネイロ五輪の警備では約8万5000人の人員を割く。

 東京五輪は招致計画段階だが約5万人とされ、リオは数で圧倒している。中でも約3万8000人が軍隊。会場内にも軍を配備するため「平和の祭典」とはいえ、物々しい雰囲気になる可能性もある。リオデジャネイロ州警備局のロベルト・チャベス氏は「ブラジルでは軍がいることで市民が安心する。外国人も最初は慣れないかもしれないが、満足してくれると思う」と話した。東京五輪では警察官2万1000人、消防士6000人、海上保安官850人、民間警備員1万4000人、ボランティア9000人としている。