シャラポワの過失重大 試合前に薬物、連盟処分理由

マリア・シャラポワ

 国際テニス連盟(ITF)は8日、ドーピング違反で2年間の資格停止とした女子の元世界ランキング1位で四大大会通算5勝のマリア・シャラポワ選手(29=ロシア)の処分理由を公表した。メルドニウムの使用は1月から禁止薬物に指定された事実を知らず、意図的な違反でなかったと認めた上で「彼女自身が重大な過失の責任を負う必要がある」と結論付けた。

 ドーピング検査でメルドニウムに陽性反応を示した1月の全豪オープンでは2日に1度の試合前に500ミリグラムずつ使用した実態も発覚。医療目的で10年間服用してきたと主張するシャラポワ選手は自身のフェイスブックで「違反は故意でなく、2年間の不当に厳しい処分は受け入れられない。できるだけ早くコートに戻れるよう闘いたい」と声明を出し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する意向を表明した。

 ITFの処分期間は意図的な違反なら最長で4年、過失がないことが明確になれば最短で1年に軽減される規定だった。

 同選手は専門医の助言に従い、免疫機能を高めるため18種類の錠剤とサプリメントを使用し、一時30種類まで増加。2012年末に3種類まで減らすことにしたが、医師に相談することなくメルドニウムの服用は続けたとしている。