12歳張本、本戦出場逃すも大島祐哉から「天才」

一般の部男子シングルス予選3回戦 大島(左)に敗れ悔しそうな表情で引き揚げる張本(撮影・足立雅史)

<卓球:荻村杯ジャパン・オープン>◇第2日◇16日◇東京体育館◇男子シングルス予選3回戦ほか

 男子シングルス予選3回戦で、中1で世界ランク190位の張本智和(12=エリートアカデミー)は、ワールドツアー優勝経験のある大島祐哉(22=ファースト)に1-4で敗れ、17日から始まる本戦出場を逃した。

 第1ゲームを接戦の末に12-10で奪った。「負けそうだったけれど、とって勝てるかなと思ったけれど、相手のフォアが強くて…」。第2ゲーム以降は8-11、3-11、9-11で落とし、リオ五輪日本代表の補欠選手の厚い壁にはね返された。

 普段から味の素ナショナルトレーニングセンターの代表合宿などで一緒に練習しているが、大島は「練習よりもサーブやコースのつき方などうまいと思った。張本くんは天才だと思う」と賛辞を送った。

 U-21(21歳以下)男子シングルスでは、4強に進出。午後7時開始のリオ五輪ブラジル代表のエース格カルデラノ戦に勝てば、17日に行われる決勝進出が決まる。