本田真凜5位…泣いちゃった まさかの出遅れ

<フィギュアスケート:GPシリーズ日本大会>◇第1日◇9日◇新横浜スケートセンター

 女子SPで昨季世界ジュニア女王の本田真凜(15=大阪・関大中)は冒頭のジャンプでミスし、55・47点で5位と出遅れた。第1戦フランス大会で2位に入った坂本花織(16)が自己ベストを更新する65・66点で首位に立ち、今季ジュニアデビューとなった山下真瑚(13)が64・86点で2位につけた。

 チャプリン作曲「スマイル」に合わせた本田の今季GP初戦は涙のスタートとなった。腕を柔らかくしならせ、美しく滑り出したが、冒頭に予定していた2連続3回転の最初のフリップで着氷が傾く。「何が起こっているか分からなくなった」と動揺し、単発となる失敗をおかした。後半の3回転ループでもぐらつくなど細かいミスが重なり、70点台の目標には遠く届かなかった。

 昨年の世界ジュニア選手権優勝で一気に知名度を上げた。圧倒的な華を持ち、ジュニアながらCM出演し、ツイッターで3万人のフォロワーを持つスター選手となった。日本での今季初の公式戦は「真凜効果」で即日完売。だがファンのために、と思う気持ちが今回は裏目に出た。「一番いい演技を見せられたらいい、と思いすぎてしまった」と涙ぐみながら振り返った。

 ただ、トップとの差は10・19点。「今日のことは忘れ、フリーでがんばる」と羽生結弦の名演で知られる「ロミオとジュリエット」のフリーで逆転を狙う。来季のシニアデビュー、その先の平昌五輪を見据え“攻めのシーズン”と位置づけた今季。ここでつまずくわけにはいかない。