高橋&松友組「楽しみたい」リオ決勝カード再び実現

女子ダブルス準決勝 子供たちに手を引かれ明るい表情で入場する松友(中央)、高橋(左)(撮影・浅見桂子)

<バドミントン:ヨネックス・オープン・ジャパン>◇第4日◇24日◇東京体育館◇準決勝

 金メダルの高橋礼華(26)、松友美佐紀(24=ともに日本ユニシス)組が、田中志穂、米元小春(北斗銀行)を21-14、21-19のストレートで下し、銀メダルのリターユヒル、ペデルセン(デンマークペア)も2-1で勝利。大接戦を演じたリオ決勝カードが、再び決勝で実現することとなった。

 高橋、松友組は30分台で早々とストレート勝ちしたこれまでの2戦から一転、ラリーで粘られ、46分で振り切った。高橋は「本当に長い試合だった」とほっとした様子。松友は「相手のリズムに合わせすぎてしまった」と反省を口にした。14年以来2年ぶりの優勝へ。ライトアップされたメインコートでの決勝を「2人で楽しみたい」(松友)と話した。

 一方のデンマークペアは、中国ペアに第1ゲームを取られてからの逆転勝ち。ファイナルゲームでは、逆転負けを喫したリオ決勝のファイナルと同じ「19-16」のリードとなり、ペデルセンは「思い出した」と苦笑い。その後、20点目を取ったことで「違う流れになった」と悪夢をふりきり、勝ちきった。2人とも連日の接戦が続き、疲労困憊(こんぱい)ぎみ。ペデルセンは「今日はひとまず休みたい。明日になれば気持ちを新たにいい試合ができると思う」と笑顔で会場を去った。