パナソニック4勝 初の大学生トップリーガーが貢献

<ラグビー・トップリーグ:パナソニック51-26NEC>◇第6節◇9日◇埼玉・熊谷スポーツ公園陸上競技場

 リーグ4連覇を目指す王者パナソニックが逆転勝ちで4勝目を挙げた。

 前半3分に先制トライを奪われたパナソニックだったが、同10分、初の大学生トップリーガーであるSO山沢拓也(22)が自身リーグ初トライ。自らゴールも決めて逆転した。左中間22メートルライン付近でパスを受けると、相手防御の狭い隙間を突いて突破。鋭いステップで3人のタックルをかわす鮮やかな走りを見せた。続く22分にはペナルティーゴール(PG)も決めるなど、20-5で終えた前半で15得点を記録した。

 危なげない勝利とはいえ、持ち味であるディフェンス面では本来の精度を欠くところも。後半も開始早々にトライを奪われた。NECの速い連続攻撃にタックルを外される場面が目立ち、陣形が乱れてじりじりと前進を許した。NECは昨季、成績不振で入れ替え戦を経験したチーム。今季も前節までで2勝3敗と黒星が先行している相手だが、相手より3トライ以上多く奪ってのボーナスポイントは獲得できず。リーグ4連覇を目指す王者にあっては、満足とはいかない部分も残った。

 それでも攻勢に回れば本領を発揮。7分にWTB北川智規(33)が自身リーグ98個目のトライを決めてすぐに突き放す。30-12とした19分には、日本代表SH田中史朗(31)を中心に右中間から右へ左へパスをつなぐ波状攻撃。NECがたまらず反則を犯すと、ラインアウトからふたたびの連続攻撃でフランカー谷昌樹(26)が中央へトライを奪った。

 点差をつけての勝利もこの日は4トライを奪われ、試合後の選手たちに笑顔はなかった。すでに2敗を喫しており、これ以上の敗戦は許されない。ライバルのヤマハ発動機やサントリーが無敗で勝ち星を重ねる中、優勝争いに踏みとどまった。