藤田慶和がキッカー名乗り 生き残りへアピール

強化合宿でキックを繰り返し練習する藤田(撮影・小沢裕)

 ラグビー日本代表候補のFB藤田慶和(23=パナソニック)が、新たな武器を手にして生き残りへアピールする。ジョセフ新ヘッドコーチの就任後初めて行われた都内での強化合宿2日目の11日、全体練習の後にキック練習を追加。昨秋のW杯イングランド大会では主にWTBだったが、本職のFBに加えて得点源としてプレーの幅を広げる挑戦をしている。

 東福岡高時代は正キッカーを務めたこともあり、もともとキックは得意。早大では足の故障で回避していたが、今季パナソニックに入団して再挑戦した。元オーストラリア代表バーンズらキックの名手に「蹴るときに肩を下げないことが大事とか、いろいろ教わった」。PGの際には(1)ボールを置き、後ろに5歩、左に4歩(2)左腕を1度大きく振り上げる(3)右手を2度前に振る。藤田流ルーティンも出来上がった。

 トップリーグ(TL)とテストマッチではボールの規格こそ同じだが、わずかに膨らみ方などが違うという。「TLの方が小さくて軽いから流れやすい。代表で使うボールはまっすぐ飛ぶ分ずれる。今日はそこをある程度修正できた」。TLでは左ポールを狙って蹴るが、代表で使うボールは真ん中を狙うことでしっくりきた。エディー・ジャパンで不動のキッカーだった五郎丸は不在。ランだけにとどまらない才能を生かすチャンスが訪れた。【岡崎悠利】