16歳平野美宇が帰国、中国遠征3勝7敗「戦えた」

中国遠征から帰国後、東京モノレールに乗車して帰宅する平野美宇(撮影・峯岸佑樹)

 第2の愛ちゃんへの1歩を踏み出した。卓球女子W杯米国大会で史上最年少優勝を達成し、中国スーパーリーグに参戦した平野美宇(16=エリートアカデミー)が21日、中国から羽田空港に帰国した。

 中国のトップ選手が集まる舞台での武者修行を終えた平野は「海外選手は違うとな感じました。頭の回転が速い。戦術も多く、見習いたい。サーブも短く、ボールの質も違う」と振り返った。

 10月14日に出発。中国の選手を中心に世界のトップ選手が数多く在籍する同リーグでは、内モンゴル自治区の「オルドス」に所属。世界ランキング1位でリオデジャネイロ五輪金メダルの丁寧らとも対戦した。「他の選手とは違った。さすが五輪チャンピオン」。当初は1勝を目標にしていたが結果は3勝7敗だった。「ラリーでは対等に戦えた。(相手が)中国選手でも勝てると自信になった」と収穫も口にした。

 今回の遠征には、エリートアカデミーの中沢鋭コーチや中国語の家庭教師ら計5人も同行。過去に福原愛(28)が同リーグの広東省などのチームでプレーしていたこともあり、現地では「第2の福原愛」として迎えられ、試合後にはファンから記念撮影を求められた。「声をかけてもらったり、看板があったりびっくりしました」。

 30日からは世界ジュニア選手権(南アフリカ)に出場する。「中国で学んだことをいかして優勝したい」。大型のキャリーバッグを転がした卓球少女は、東京モノレールに乗車して笑顔で帰路に就いた。