伊調馨、V5東京へ揺れる思い 来年は「自分探し」

前列左から伊調馨、上地結衣、松森彩夏。後列左から、山中慎介、大谷翔平、新井貴浩、西川周作、谷原秀人(撮影・たえ見朱実)

 リオデジャネイロ五輪レスリング女子58キロ級で金メダルを獲得し、女子個人種目で史上初の4連覇を達成した伊調馨(32=ALSOK)は21日、都内で報知プロスポーツ大賞の表彰式に出席した。

 史上初の4連覇だが「試合内容は良くない。思い出すと悔しい」と振り返る。ここまでの道程については「純粋にレスリングが好きでここまできた」と続けた。

 来年のテーマとしては「自分探し」と色紙に記す。「体を休めて、今後の人生を考え、夢を探す。来年1年かけて考える」と説明。司会者が4年後の東京五輪に関して「メディアがすぐ期待するのは悪い癖ですが」と問い掛けると「悪い癖です」と即答。もっとも「自分自身にしかできない挑戦とは分かっている」と、5連覇のかかる東京五輪への揺れる気持ちを吐露していた。