郡山商、名門・昭和学院に逆転負け 第4Q力尽きた

第2Q、郡山商・須藤がシュートを打つ

<全国高校バスケットボール選抜優勝大会:昭和学院86-63郡山商>◇第2日◇24日◇女子2回戦◇東京体育館

 2年ぶり3度目出場の郡山商(福島)が健闘及ばず、5年ぶりの勝利を逃して初戦敗退した。

 過去5度の優勝を誇る昭和学院(千葉)を第2クオーター(Q)まで6点リードしたが、第3Qに50-53と逆転され、第4Q開始から連続18失点して突き放された。松本理コーチ(41)は「第4Qにアウトサイドからボールを回せなくなった」と、試合中に守備を修正して対応する名門の力を痛感。2年前の1回戦で、足羽(福井)に1点差で惜敗した雪辱も果たせなかった。

 昭和学院のU-18日本代表で184センチの長身、赤穂ひまわり(3年)とマッチアップした岡部優花(3年)は「今までやってきたことを全部出せた。2年前より周りも見えて、笑顔でプレーができた」と、涙をこらえながら話した。