仙台商初の全国8強、敗戦にも「満足しています」

準々決勝で敗れた仙台商の選手たちは、整列して応援団にあいさつする(撮影・久野朗)

<バレーボール:全日本高校選手権:習志野2-0仙台商>◇男子準々決勝◇6日◇東京体育館

 仙台商(宮城)が高校総体も含め、初めて全国大会で8強入りした。今大会男女含めて東北勢で唯一、3回戦を突破した。

 大村工(長崎)との3回戦を勝ち上がった後に行われた準々決勝は、習志野(千葉)の高さと速さに屈したが、小林力(2年)とダブルエースの安孫子和弥(2年)は「ベスト8に初めて入れて、うれしいです」と素直に喜んだ。千葉伸次監督(50)も「満足しています」と、選手をねぎらった。

 今大会の登録18人で3年生は2人だけ。新チームは1、2年生の主力が残り、今後に期待がふくらむ。小林は「センターコートを目指して、先輩たちの思いも背負って頑張って行ければ」と来年の目標として、準決勝から立つことができる晴れ舞台のコートを掲げた。