ドイツでVの影浦心が帰国「世界選手権狙いに行く」

グランプリ・デュッセルドルフ大会で優勝した影浦心(右)と対照的な表情を見せる準優勝のウフル・アロン(撮影・峯岸佑樹)

 柔道のグランプリ・デュッセルドルフ大会(24~26日、ドイツ)男子100キロ超級で優勝した影浦心(21=東海大)が28日、成田空港に帰国し、今年8月の世界選手権(ブダペスト)の代表争いに名乗りを上げた。

 決勝ではリオデジャネイロ五輪銀メダルで五輪後初の実戦となった原沢久喜(24)と対戦。大内刈りを返して技ありを奪い、優勢勝ちした。影浦は「原沢さんに勝てたことは素直にうれしい。ここで優勝しないと次はないと思って強気で臨んだ。返し技を狙っていたので、研究していたことが出来て良かった。世界選手権を本気で狙いにいきたい」と気合を入れた。

 影浦は1回戦から外国人の強豪相手に勝利。準決勝ではリオ五輪100級王者のクルパレク(チェコ)に得意の背負い投げで一本勝ちを収め、自信をつけた。原沢には昨年のリオ五輪代表選考会で大内刈りで敗れた。2度目の対戦となった今大会は「打倒原沢」を掲げ、決勝でリベンジを果たした。試合後、帰りのバスで原沢に「大内(刈り)は分かっていただろう?」と聞かれると「分かっていました」と返答したという。

 原沢は「今持てる力は出せた」と負けを認め「4月(の全日本選抜体重別選手権と全日本選手権)に向けて、より実戦に近い練習をして勝ちきりたい」と意気込んだ。100キロ超級は原沢や影浦の他、グランドスラム・パリ大会優勝の王子谷剛志や準優勝の七戸龍らがいる混戦状態。4人は、4月の両大会で世界選手権の代表の座を争うことになる。

 同じ便で同大会男子100キロ級準優勝のウルフ・アロンや日本代表女子の増地克之監督らも帰国した。