長崎、2点差惜敗で準V 米須玲音「悔いはない」

惜敗にも「やり切った」と笑顔を見せた長崎のエース米須玲音(右)(撮影・吉池彰)

<バスケットボール・JX-ENEOS第30回都道府県対抗ジュニア大会:神奈川59-57長崎>◇最終日◇男子決勝◇30日◇東京体育館◇日刊スポーツ新聞社後援

 長崎は試合終了間際まで追い上げたが、大阪に57-59で敗れ、18年ぶり2度目の優勝はならなかった。

 第3Qを終え、長崎は40-46と6点を追う展開。エースの米須玲音(佐世保市立日野中2年)が、内、外からのシュートを見せるが、点差はなかなか縮まらない。ところが、51-57で試合時間残り49秒となったところから、米須が驚異の粘りを見せ、連続シュートで2点差とした。

 しかし、最後は神奈川のエース田中力(横須賀市立坂本中2年)に、この試合で自身34点目のゴールを奪われ、その後に1ゴールを返すも力尽きた。

 それでも、米須は敗戦の瞬間、チームメートに駆け寄り、さわやかな笑顔。「最後は”笑顔で終わろう”とみんなで決めていた。自分できることはやったので悔いはない」と晴れ晴れとしていた。