桐蔭学園が京都成章下して初優勝 全国高校選抜

第18回全国高等学校選抜ラグニー大会決勝で優勝した桐蔭学園フィフティーンは笑顔で喜び合う(撮影・山崎哲司)

<ラグビー:全国高校選抜大会>最終日◇9日◇埼玉・熊谷陸上競技場

 東の強豪、桐蔭学園(神奈川)が5回目の決勝進出で初優勝を果たした。同じく初優勝を目指す京都成章(京都)を相手に前半こそ苦しんだものの、後半に突き放して42-12で勝利。東福岡と両校優勝した10年度の全国高校大会(花園)以来2度目の全国制覇を果たし、東日本勢として03年の正智深谷(埼玉)以来14年ぶりの「春の王者」に輝いた。

 開始1分の先制トライこそSO田村魁世(3年)が奪ったが、残り5トライはすべてFW陣。雨の影響もあってボールが手につかないBK陣を、平均体重89キロのFW陣がカバーした。田村が「今日はFWに助けられました」と言えば、2トライをあげたプロップ細木康太郎(3年)は「今年のチームの中心はFW。FW全体で前に出ることができた」。藤原秀之監督も「FWは全国のトップとやっても遜色ない」と満足そうに話した。

 「春の王者」が冬の花園でも活躍するのが高校ラグビー。東日本大震災で中止となった11年を除くと、過去10大会で7校が2冠に輝いている。ただし、今大会はU18日本代表のフランス遠征に主力を輩出するチームも多く、藤原監督も「複雑な思いはある。(京都)成章さんも遠征とケガで半分くらいメンバーを欠いているし、ラッキーな面はあった」と振り返った。

 もっとも「この大会でチームの歴史をつくろう」と選手同士で話し合っていたという細木は「やっぱり、すごくうれしかった」。藤原監督も「満開とはいえないし、6分ぐらいかもしれないけれど、桜は咲きました」と話した。冬の花園を合わせて10回目の決勝戦進出で、初の単独優勝。桐蔭学園が初めて西日本勢を抑えて単独で頂点に立った。