国枝慎吾、国際舞台復帰も「まだ時間がかかりそう」

男子シングルス1回戦、コートチェンジのインターバルで主審と笑顔で言葉を交わす国枝(撮影・小堀泰男)

<車いすテニス・ジャパンオープン>◇16日◇福岡県飯塚市・筑豊ハイツ◇男子シングルス1回戦ほか

 国枝慎吾(33=ユニクロ)が6-1、6-1のストレートで藤本佳伸(41)を下し、本格的な国際舞台復帰初戦を飾った。

 右肘痛の影響で昨年10月の全米選手権以降試合から遠ざかっていたが、4月の神戸オープンを制してカムバック。

 グランドスラムに次ぐスーパーシリーズの今大会が実質的な世界レベルのトーナメント復帰戦だった。「できないことが多すぎフラストレーションがたまる試合でした。まだ時間がかかりそうです」。現在、世界ランキングを11位に落としている国枝は、2回戦で同4位で大会第3シードのグスタボ・フェルナンデス(23=アルゼンチン)と対戦する。