川崎先勝!キャプテン篠山23得点に北HCうなった

試合後、ファンとタッチを交わす川崎篠山(撮影・狩俣裕三)

<バスケットボールBリーグ・チャンピオンシップ:川崎84-76A東京>◇19日◇準決勝第1戦(2戦先勝方式)◇川崎市とどろきアリーナ

 準決勝第1戦は、川崎ブレイブサンダースが、篠山竜青主将の23得点の活躍で、アルバルク東京に先勝した。

 篠山は、3点シュートを4本中3本決めるなど、苦しい時にチームを元気づける得点で、勝利に導いた。特に第3Q(クオーター)の4分過ぎに50-47と追い上げられたところで連続得点。アシストを挟み連続4本のシュートに絡む働きで、一気に60-47と突き放した。ニック・ファジーカスとの高い位置でのピック&ロールも効果的に決まった。北卓也ヘッドコーチは「篠山はすごかった。特に3点シュートが今までの彼の弱いところだったが、高確率で入れてくれた。これだけ入れられると(A東京が)今までやってきた守備をできなくなるので、非常に効果的だった」と、篠山の働きを絶賛した。篠山は「3点シュートのタッチがよかった。ニック・ファジーカスについている選手がボクのマークに出にくいので、それがアドバンテージになった。ダブルハイのピック&ロールがいい武器になっている」と話した。

 一方敗れたA東京のエース田中大貴は、14得点を挙げたが、相手にボールを3度も奪われるなど、チームを調子に乗らせることはできなかった。「ターンオーバーが非常に多かった。自分がミスをしたら、来る流れも来ない。試合の始めに乗り切れなかったのを、1試合引きずってしまった。明日は気持ちを切り替えてやるしかない」と反省を口にしつつ、前を向いた。