24、28年五輪ロンドンとパリで 同時決定案承認

 国際オリンピック委員会(IOC)は9日、スイスのローザンヌでの臨時理事会で、2024年夏季五輪招致に立候補したパリとロサンゼルスを24年と28年の2大会に振り分け、同時決定する提案を承認した。IOCは副会長4人による作業部会を設置し、招致手順の再検討を進めていた。

 理事会では札幌市が開催を目指す26年冬季五輪の招致手順見直しについても報告がある。

 近年、五輪招致は財政負担に対する市民の反発などで立候補都市の撤退が相次ぎ、IOCのバッハ会長が現行の招致手順は「あまりに多くの敗者を生む」として見直しの可能性に言及した。24年五輪の両立候補都市はIOC評価委員会による現地調査で高い評価を受けたが、ロサンゼルス招致委員会のワッサーマン委員長は7日、24年大会をパリに譲り28年五輪を開催する案の容認を示唆する声明を発表した。

 五輪憲章は「特別な事情を除き(開催都市の)選定は五輪開催7年前に行われる」と定めている。24年五輪の開催都市は9月のIOC総会(リマ)で決定する。