B1新潟アルビレックスBBで今季主将を務めるなど通算9季プレーし、来季島根スサノオマジック(西地区)に移籍が決まっているシューティングガード(SG)佐藤公威(33)が新潟を離れる心境を話した。
佐藤は島根でも主将を務めることが決まっている。「新潟を去ることは寂しいですが、島根をいいチームにするという楽しみがある」と目標も定めた。
一方、新潟にも愛着はある。移籍決定後、地元長岡市で食事をしているとき、市民に「島根でも頑張ってください」と声をかけられた。1度や2度ではなかった。「うれしかった。頑張ってきたかいがあったなと思った」。
bjリーグ開幕の05年に新潟に入団。08年から3季大分に移籍し、11年に新潟に復帰した。「戻ってくるとき、『新潟に骨をうずめるつもりで頑張ってくれ』と言われた。僕もそのつもりでした」。チーム環境の改善、クラブの将来の展望など、主将として来季に向けて解消すべき点をシーズン中からクラブ側と話してきた。
「物を言うタイプ」と自負し、だめなものはダメとはっきり指摘する。歯に衣(きぬ)着せぬ言動もクラブの将来を思って繰り返してきた。新天地の島根でも、その姿勢を貫くつもりでいる。
移籍の理由は「金銭ではない」。ダウン提示を受けたが、「最後は受け入れられたもの」と言う。「必要とされているところでやる」というプロ意識が移籍を決断させた。「新潟には感謝しています。僕を成長させてくれました。島根でもっと成長して、新潟に恩返しをしたい」と前を向いた。【斎藤慎一郎】
◆佐藤公威(さとう・きみたけ)1984年(昭59)4月23日生まれ、長岡市出身。中越高から新潟工短大に進み、1年生のときにインカレに出場。05年のbjリーグドラフト会議で新潟の指名を受けて入団。08年にFAで大分に移籍。11年にFAを再取得し、新潟に復帰。12~13、13~14年と15~16、16~17年に主将を務める。Bリーグ初年度の今季はチーム最長の59試合、32時間12分35秒出場、合計500得点。187センチ、83キロ。血液型A。