ノルディック複合のエース渡部暁斗(29=北野建設)にアクシデントが起こった。8日、長野県白馬村で行われた記録会に参加し、後半距離の途中で熱中症となり棄権した。
前半ジャンプ(HS98メートル、K点90メートル)で4位につけ、ローラースキーを使う後半距離(8キロ)はトップと57秒差でスタート。順調に前を追っていたが、4キロを超えたあたりで、姿が消えた。コース周辺は一時騒然としたが、車で捜索の末、ギャラリーから見えない地点で休んでいるのを発見された。
この日の気温は30度。選手の体調を考慮し、大会側は急きょ距離10キロの予定を8キロに減らしたが、それでも35人の出場選手中、弟善斗(25)も含めた4人が棄権した。
9日には同じコースを使いラージヒル競技が行われる。渡部兄弟も出場予定だったが、回復次第だという。大会技術代表を務める河野孝典日本代表ヘッドコーチは「厳しい条件だった。追う展開、体調などいろんな面が重なったのだろう。熱中症はぶり返す危険性があるので明日(9日)はやめておいた方がいいと思う」と話した。