内村航平18年秋から新設の大会「体に負担」と懸念

 体操世界選手権(10月、カナダ・モントリオール)に向けた男子日本代表候補合宿が26日、都内で公開され、エース内村航平(28=リンガーハット)が、18年秋から新設される個人総合の大会「スーパーファイナル(仮称)」について初めて言及した。

 この大会は国内のトップ13選手で戦い、成績上位が東京五輪の枠取りがかかる20年春のW杯個人総合(計4戦)代表となる。来年はテスト大会のため代表選出には直結しない。全日本選手権など国内での個人総合大会は4、5月に集中しており、秋に大会が加わることで「(1年の)サイクルが変わる」と感想を述べ、W杯を含め「体に負担がかかる」と不安も口にした。

 「自分は代表になってなんぼという考えがある」とし「W杯で枠を取れば(五輪)内定とか」とスーパーファイナルとW杯に出ることで五輪選考で優位になるようなルールづくりを希望した。