サーフィン全日本選手権の開会式、避難訓練も実施

サーフィンの全日本選手権開会式で各支部ごとに整列した1000人の出場選手(撮影・荻島弘一)

 国内最大のサーフィンイベント、全日本選手権の開会式が22日、静岡・磐田市の豊浜海岸で行われた。52回目を迎える伝統の大会には、各支部の予選を勝ち抜いた約1000人が出場。開会式前には同市との協力で避難訓練も行われた。

 選手たちがずらりと並んだ海岸に、サイレンの音が響いた。誘導の声に合わせて、選手は浜に立つ津波避難タワーや、高台へと移動した。タワーの上から選手がヘリコプターに救出されて訓練は終了した。

 サーフィン大会での避難訓練は珍しくない。日本サーフィン連盟の酒井厚志理事長は「11年(東日本大震災)以降は、時々行われています。海には危険もありますから」と説明。この日も約30分間の訓練はスムーズに行われた。

 競技は23日にスタート、アマチュアサーファー最高峰の大会として19種目で争われる。