高橋侑希初V フリー日本勢36年ぶり「実感ない」

<レスリング:世界選手権>◇第5日◇25日◇パリ

 男子フリースタイル57キロ級の高橋侑希(23=ALSOK)が、初優勝を成し遂げた。

 日本勢の金メダルはフリースタイルでは1981年大会52キロ級の朝倉利夫以来36年ぶりの快挙。男子グレコローマンスタイル59キロ級の文田健一郎(21=日体大)と4階級制覇の女子を合わせて6個目となり、3年後に迎える東京五輪に向けて躍進した。

 今年のアジア選手権王者の高橋侑は3度目の出場で5試合を闘い、決勝でトーマス・ギルマン(米国)を6-0で下した。日本勢の男子フリーとグレコローマンで同一大会の世界一は70年大会以来47年ぶり。87年大会からスタートした女子を合わせ、3スタイルでそろっての金メダルは初めてとなった。

 高橋の話 決勝の相手は攻撃力が強かったが、自分も守るよりは勝負しようと思った。まだ、そんなに実感はない。つらい経験もあったが、折れずに毎日練習したおかげで世界一を取れたと思う。

 ◆高橋侑希(たかはし・ゆうき=男子フリースタイル57キロ級)三重・いなべ総合学園高時代に55キロ級で09~11年の全国高校総体3連覇。57キロ級で昨年の全日本選手権、今年のアジア選手権で初優勝。山梨学院大出、ALSOK。159センチ。23歳。三重県出身。