バド高橋&松友「疲れがたまっていた」悔し銅で帰国

世界選手権から帰国し、記者会見で銅メダルを手に笑顔を見せる高橋(左)・松友組(撮影・戸田月菜)

 リオ五輪バドミントン女子ダブルス金メダリストの高橋礼華(27)松友美佐紀(25=ともに日本ユニシス)組が29日、世界選手権が行われた英国から帰国し、羽田空港での記者会見に出席した。5度目の世界選手権出場で、同ペア初のメダルを手にした。しかし、準決勝で敗れ銅メダルとなった悔しさもにじませた。

 高橋は3回戦後に腹筋を軽く傷めていたことを明かし、「1時間超えの長い試合を2試合して、疲れがたまっていた。スマッシュを打つのに力を入れるのが痛かった」と悔しさをにじませた。

 松友は「状況に合わせて試合をコントロールできる力をつけていかないといけないなと思った」と課題を口にした。「何をしなければならないか、先手先手で考えられるようにならないといけない。でもそれはものすごく難しいこと。それができないとこれから先は勝っていけない」と東京五輪を見据え、ストイックに高みを目指してゆく。

 2人は、9月1日から広島市で開催される、第60回全日本社会人バドミントン選手権大会にも出場する予定。