日本女子が韓国撃破、野本17得点「絶対に結果を」

第1セット、得点を奪い喜ぶ野本梨佳(右から3人目)(撮影・鈴木正人)

<女子バレーボール・ワールドグランドチャンピオンズ杯:日本3-0韓国>◇5日◇東京体育館

 5月に代表監督に就任した中田久美監督(52)率いる日本は、初戦となった伝統の日韓戦を3-0のストレート勝ちで制した。

 第1セット、序盤はシーソーゲームの展開となるも、先発したウイングスパイカー野本梨佳(25=久光製薬)が躍動。強烈なストレートのスパイクを武器に得点を重ねた。「中田監督の下で結果を出せていなかったので、今日は絶対に結果を出したいと思った」。このセットを25-23で奪って、第2セットは25-21。第3セットこそデュースにもつれ込んだが、26-24で振り切った。野本はスパイクで17得点を挙げた。

 主将の岩坂名奈(27=久光製薬)は「長いラリーで点を取れない場面が多かった。攻められる時にしっかりと攻めていきたい」と課題も口にした。

 世界ランク6位の日本の次戦は6日、世界ランク5位で高さのあるロシアと戦う。