バド奥原が強行出場へ「膝と相談しながらプレー」

右膝に負傷を抱えながらデンマークオープンに出発したバドミントンの奥原希望(撮影・荻島弘一)

 バドミントン世界選手権女王の奥原希望(22=日本ユニシス)が14日、右膝に負傷を抱えたままで大会出場のために成田空港から渡欧した。

 先月のジャパン・オープンで痛めた右膝は完治しておらず「少し走るくらいで、まだラケットも握っていない」。本来なら試合に出られる状態ではないが、17日開幕のデンマーク・オープン(オーゼンセ)は世界ランキング上位者の出場が義務づけられている大会。「膝と相談しながらプレーしたい」と、強行出場に向けて話した。25日からのフランス・オープンは欠場する。

 「飛行機の長旅も膝に負担がかかる」と不安そうな表情も見せたが、年内最大の目標である12月のスーパーシリーズ・ファイナル(ドバイ)に向けては気持ちも切り替えている。「11月の中国、香港オープンは、いい状態でいけると思う」と笑顔も見せながら話していた。