姉妹で初の五輪同時出場に挑む。スピードスケート日本代表の中長距離陣が4日、W杯開幕戦のヘーレンフェイン大会(オランダ)出場のため、成田空港から出発。エース高木美帆(23=日体大助手)は個人種目と、姉菜那(25=日本電産サンキョー)との姉妹による団体追い抜き、新種目マススタートでもメダル獲得が期待される。
もっとも、現状で姉妹同時出場は簡単ではない。2週前の全日本距離別選手権(長野)。妹美帆は1000、1500、3000メートル、マススタートで4冠を獲得するなど、順調な仕上がりぶりを見せている。一方の姉菜那は古傷の右膝痛もあり、3000メートル7位と不振。女子団体追い抜きもサブメンバーとしてギリギリで選ばれた。
女子団体追い抜きは、W杯で2年連続総合優勝を決めるなど、スケート王国オランダと並ぶ金メダル候補だ。日本の層は厚く、高木姉妹以外にも前回ソチ五輪代表の菊池彩花(30)押切美沙紀(25=ともに富士急)、そして新鋭の佐藤綾乃(20=高崎健大)と計5人の候補がいる。代表は3人。ずぬけたエースの妹美帆以外は、誰が代表になってもおかしくない。
10年バンクーバー大会は妹美帆が中学生で最年少出場。14年ソチ大会は美帆が落選した一方で、姉菜那が初出場を決めた。現状ではケガもあり苦しい状況の菜那は「メンバー争いは激しい。練習から絶対に(メンバーから)外せない選手になりたい」と、姉妹初の五輪同時出場へ、巻き返しを誓った。