羽生結弦NHK杯欠場「全日本に向けて」治療専念

大会会場の大阪市中央体育館の前に設置されいる羽生の看板(撮影・清水貴仁)

 フィギュアスケート男子でグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯(大阪)を欠場する羽生結弦(22=ANA)が10日、主催者を通してコメントを発表した。

 9日の練習で4回転ルッツを試みた際に転倒。一夜明けた10日に「右足関節外側靱帯(じんたい)損傷」が明らかとなり、昼すぎに欠場が発表されていた。

 羽生は「皆さまご心配をおかけしました。NHK杯出場を目指し昨夜から先生方に懸命な治療を頂きましたが、残念ながら医師の最終判断で欠場することになりました。今後、治療に専念し、全日本に向けて頑張ります。たくさんの応援ありがとうございます」とコメント。5連覇のかかる12月のGPファイナル(名古屋)出場は逃すことになるが、同月下旬の全日本選手権(20~24日、東京・調布市)に照準を合わせた。