DeNAがBリーグ川崎取得も東芝ラグビー部は継続

左から元沢伸夫氏、岡村信悟氏、株式会社東芝執行役上席常務の豊原正恭氏、TBLSサービス株式会社代表取締役社長の荒木雅己氏(撮影・戸田月菜)

 DeNAは6日、男子プロバスケットボールBリーグ川崎ブレイブサンダースのクラブ運営を18-19年シーズンから承継すると発表した。6日のBリーグ理事会で承認された。DeNAは18年1月以降に子会社「株式会社DeNAバスケットボール(仮称)」を新設し、現在の運営会社TBLSサービスのバスケットボール事業を吸収分割する。TBLSサービスの親会社の東芝は、来季以降はクラブのスポンサーとなり、合理化の一環として見直しの対象だったラグビー部の継続を発表した。

 川崎の資産の帳簿価格は3月期実績で300万円。新運営会社の代表取締役社長に就任する、現株式会社横浜DeNAベイスターズ執行役員事業部長の元沢伸夫氏(41)は「ベイスターズのノウハウを生かして川崎に愛されるクラブを」と語った。現在のクラブ名やユニホーム、チームカラーを引き継ぐかどうかは未定。Bリーグの大河正明チェアマン(59)は「DeNAさんのような企業の投資判断先となり、Bリーグとしてもターニングポイントになる」と歓迎した。